【新次元の面白さ】『スコップ無双 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ』
その名も
『スコップ無双 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ』
……度肝を抜く面白さだったので今回は紹介していきたい!
あらすじ・内容
「剣と魔法の時代は終わった。今、スコップこそ最強だ。」超王道ヒロイックファンタジー!
アランは地上最強の鉱夫だ。
掘ること100年、スコップから岩石溶解ビームが出た。
1000年でビームは波動砲に進化した。グッと気合を入れたら撃てたのだ。
ある日、アランは王女リティシア姫を山賊から救う。
スコップ波動砲で山賊を(山ごと)消し飛ばすと、姫に護衛を頼まれた。
お礼は「なんでもします!」
そして始まるスコップ無双。唸る鉱夫狙撃、轟く鉱夫爆撃。
あまりの強さに姫も即惚れ
「え、えっちなスコップ(動詞)私としてください!」
と求婚(?)されるが、その活躍は後に神話となる鉱夫伝説の序章に過ぎなかった――
見よ世界、これが英雄だ。
剣と魔法の世界をスコップ一本で無双する、痛快無比なる冒険ファンタジー!
すでにPVまで作られている力の入れっぷり! タイトルの読み方がずるい
『スコップ』の概念が崩壊する神話級英雄譚
誰もが一度は使ったことがある『スコップ』。
そんなスコップから某運命的な聖剣のようにビームが出たら、どうだろう?
山を破壊するような波動砲が出たら、どうだろう??
空も飛べたらどうだろう???
・・・何を言っているんだと思うかもしれないが、
スコップからビームは出るし、空も飛べるし、何なら時間を巻き戻せる!!
とにかく本作で登場する主人公が持つスコップはメチャクチャすごい。
それだけ抑えておけばOKである。
本作は、約1000年の鉱夫生活をする中で(ここでもうすでに年数がおかしいが)、
地下世界の化物との戦いを経験し、『スコップ』の深遠なる力を引き出した主人公が怒涛の活躍を魅せる神話級冒険譚だ。
とにかく笑えるドタバタ・スコップコメディ!
本作の主人公・アランはその活躍によって様々な美少女達を救っていくことになる。
もはやお約束とも入れる流れだが、登場するヒロインが一筋縄じゃいかない!
表紙にも登場している王女・リティシア姫はスコップ教の開祖になるし、
口を開けば「スコップ」という単語を言いまくる。
そして、スコップの意味を無限に生み出し続ける。動詞や形容詞、感動詞になったりする。(もはや何を言っているのかこちらがわからない)
「え、えっちなスコップ(動詞)私としてください!」
あらすじのこの台詞は正直生ぬるく、ヒロインというよりも作中では「アレ」扱いである。
主人公も相当おかしいが、おそらく登場キャラで一番頭がおかしい(褒め言葉)。
ヒロイン性とか捨てて、とにかく笑わせにくるので卑怯である。
他にもツッコミキャラ枠として、スコップの異常性を受け入れられないヒロイン?も登場するので、ボケとツッコミの笑いも楽しませてくれる。
物語としてはファンタジー的に至極まっとうに、悪魔やドラゴンを倒したりするのだが、
スコップ無双とアクの強いキャラクターが激しすぎて、その全てがギャグに昇華されていく。
もはや全ページギャグシーンでは??という勢いに、一度ツボにハマると全く抜け出せなくなってしまうこと請け合い!
昨今のギャグ作品としては頭一つ抜けて笑わされてしまった。
本当にすこい(略:スコップってすごい)作品である。
だれでも楽しめるのか?
本作は相当クセのある作品であることは間違いない!
一回冷めてしまうと「何いってんだこいつら?」となる可能性がある。
身構えて読み始めると全く勢いについていけないかもしれない。
パッケージやタイトルの顔文字が表している通り、
本作は 頭を空っぽにして、深いことは考えずに読むことをオススメしたい。
元々は『小説家になろう』の作品なので、試しにWeb版を読んでみても良いだろう。
https://ncode.syosetu.com/n6711eo/
(続きが読みたいので、できれば書籍版を買ってね! )
タイトルに関しては、作中のノリとマッチしたわかりやすいタイトル(というか顔文字)だと思うが、
これまで以上に尖っているので、続いていく中で相当風当たりが強くなるだろう。
しかし、スコップ無双によるド派手なバトルシーンと、スコップというギャグ要素が相まって恐ろしいポテンシャル感じる作品だ。
映像的にも映えると思うのでコミカライズ等も期待したい!!
そしてすでに2巻が今春発売予定! 予告ページがすでに頭がおかしい!