積読バベルのふもとから

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日々積み上がる積読本に挑むラノベ読者の雑記

読者参加型ライトノベル『人生』感想

人生 (ガガガ文庫)人生 (ガガガ文庫)
川岸 殴魚,ななせ めるち

小学館
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『人生』読みました!
仰々しいタイトルですが、中身はいたって普通の日常モノ

三人の残念美少女に囲まれて、学内の相談事(人生相談)を面白おかしく解決していく
ショートストーリー作品でした。
爆笑するというよりは、クスクスと笑うようなタイプで
体育会系、理系、文系のスペシャリストの美少女三人が出す、人生相談への解答がバカバカしい事この上ない

こいつらは分野的にはスペシャリストなんだが、人間性が全く追いついていないので
基本的に頓珍漢なことしか言わないし、解答も「ばっかだなぁ、こいつら」といったもの
というか、そもそも相談者は本当に高校生か!?
というぐらい、ピュアな質問多すぎだろう……


個人的には体育会系スペシャリストである
『鈴木いくみ』のキャラが段違いでよかった印象

基本的に馬鹿なんだけど、たまに常識人になったり、臆病になったり
明らかに一人だけキャラクター性の深堀りができているような……
いくみを起点にしたギャグもキレキレなので、やっぱり一番印象に残ったキャラですね!

ショートストーリーが続いていく形なので、スッキリとした読み口
頭空っぽにして読むには最適なゆるゆるライトノベルでした。


それと、この『人生』は読者のリアル相談事をTwitterなどで受け付けるという謎企画が始まっているんですよね
作者の『川岸殴魚』さんのTwitterあたりに突撃して
気持ち悪い相談をしてみましょう!!
気持ち悪い相談がライトノベルで取り上げられるかもしれませんよ!?

そういうえば、表紙にいる美少女「遠藤梨乃」はメガネキャラなの?
挿絵と表紙はメガネないけど、口絵だけメガネなんだけど……
個人的にはメガネは正義《ジャスティス》なので
そっちのほうでどうかヨロヨロ!