積読バベルのふもとから

積読バベルのふもとから

日々積み上がる積読本に挑むラノベ読者の雑記

ラノベ界は『青春モノ』戦国時代へと突入しているのだろうか?

……なにやら、巷では青春ラノベが熱いらしい!



ごめん間違えた、俺の中で青春ラノベが熱いんだったそうだった
しかし、ライトノベル全体の流行として『青春モノ』が流行りつつあるのを……すごく……感じます……
そもそも青春モノってなんやねん、わけわかめやっ!
という感じだが
個人的な『青春ラノベ』の定義はこちら

『比較的ファンタジー要素や過度の萌えが存在しない、等身大だけどキャラ性もある程度存在している恋愛が絡んだライトノベル』

なげー
簡単に言うと『キャラ性はあるが萌え萌えしくなく、リアル寄りの学生生活を描くライトノベル』といったところか
うん、あまり変わってねぇや
どちらにせよ、青春であることの定義は非常に難しい気がする
だけど、どうにもこの『青春モノ』の流れが来ている臭い


最近、青春ラノベと認知されたものをいくつか挙げてみますか

『ココロコネクト』シリーズ

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
庵田 定夏,白身魚

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うん、最近じゃないって? そうだねプロテインだね
ただ、アニメ化も決まっているため青春ラノベの火付け役となり
メインストリームになる可能性を感じる


続いて白身魚先生繋がりで
『豚は飛んでもただの豚?』

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)
涼木行,白身魚

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個人的に、こいつの存在が青春ラノベの流れを感じさせた
なぜなら、近年は萌え一極、倍プッシュ状態だったMF文庫に突如として現れた青春モノだったからだ
しかも、新人賞作品
明らかに、MF側が斬り込んでいく流れを感じざるを得ない


さらにMFは『あおはるっ!』
http://blog.mediafactory.co.jp/mfbunkoj/?p=9522
なる新作を発売するようだ
『あおはるっ!』ってまんま青春じゃねぇか……


そして、なによりもガガガ文庫の存在も忘れてはいけない

『AURA』や『灼熱の小早川さん』
『ほうかごのロケッティア』や『ボンクラーズ・ドントクライ』
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』は……うん、青春ラノベ……かな?
などなど、ガガガ文庫はずっと前から青春モノ(スクールカーストモノも入るかな?)を出し続けてきた

ちくしょう……早すぎたんだ……あいつら(ガガガ)は未来に生きていやがる
といった感じだろうか

とまあ、過剰包装された萌え萌えしい話ではなく
淡い青春の1ページを切り取った的な話が増え始めているように感じる
もちろん全体の母数から考えれば、リアル寄りの話は少ないとは思う

ただ、読者側も出版側も、少しずつ広がりを見せている
その理由には『萌え』の過剰供給があるのかもしれない。
流行というものは常に回りまわっているもので
『萌え』が蔓延すれば、それとは違う流れが生まれるのは必定
(何年前から萌えが蔓延してんねん、ぶん殴るぞ適当なこと言いやがってとか言わないでゴメン)

もちろん

青春モノにも萌えは存在するし、萌えはあらゆるものに定められたジャスティスではあるのだが

それに、仮に中学生や高校生をメインターゲットにするならば
青春小説ほどダイレクトに読者に訴えかけられるジャンルはないと思う



2012年、青春ラノベの年になることを期待!!





おわり